2022.06.17
MUUUUU.ORGキュレーター村松さんのウェビナーに参加しました

先日CSS Niteさん主催の『MUUUUU.ORGキュレーターに聞く“2022年に求められるウェブデザイン”』のウェビナーに参加しました。
MUUUUU.ORGは優れたデザインのサイトを集めたブックマークサイトのようなもので、web制作に携わる方の大半がWebを作る際に参考にしているサイトです。このサイトを作っている村松さん自身もとても有名なデザイナーで業界でとても権威のある方です。
先日はその村松さんが優れたデザインを探す時に、どのような観点で探すのか、そもそもなぜ探すのかといった点をお話されていたので、復習も兼ねて簡単にまとめてみました。
なぜ良いデザインを探すのか?(WHY)
- ギャップを減らす
制作前にクライアントが求めているものと、自分がイメージしている成果物とのギャップを減らす。デザインの機能的な面(使いやすさなど)、情緒的な面(美しさやかっこよさ)で好きは異なる。村松さんはスプレッドシートに情緒的、機能的にイメージに近いものと遠いものをまとめてクライアントに確認しているようでした。
参考になったメモ:
情緒的に傾くと利便性、拡張性に難が出やすい。 機能的に傾くと無個性、ダサくなりやすい。 - トレンドを掴む
各業種によって求められているトーンなどは様々なので、自分の思い込みを信じずトレンドを知る。 - 新しいアイデアを生む
『アイデアは既存の2つ以上の要素を新しい一つの形に結びつけること』なので色々なものを見てみる。
どのような観点でデザインを探すのか?(HOW)
- ターゲット、クライアント目線で見た好みそうなトレンドを探す
- 対象業種で通例として用意しているコンテンツやマナーを探す
- どのような写真を扱うか?写真のトンマナを探す
- 面白い動きや便利なインタラクションを探す
- 社会的に認められているサイトを探す
アンケート評価による企業サイトラインキングなどを参考に、多くの人が見るサイトを見てみる。情報設計やコンテンツ、UIなどを参考にし、社会的に認められているデータがあるので説明する際に強い根拠にもなる。
デザインの何を見たらいいのか?(WHAT)
- スタイリングの粗を探す。
いいところよりも粗を探す方が難しい。『こうした方がいいのでは』を考える。自分で理由を考えたり意見をもつ。いろいろなものを見て、改善点やどういうレベルなのかを判断する審美眼をみがく。 - 自分が作れと言われたらどの部分が難しいと感じるか(技術力)
オペレーションレベルが低いと表現の幅が狭まる。デザインは中程度の複雑性が目を引くとされ、簡素すぎるデザインは受け入れられにくい。 - 謎なデザイン、良さのわからないデザインは自分の視野を疑う。背景を考える。
- デザインは利便性だけでなく、アートの属性を含む
2022年にどんなものが求められているのか?
- デザインが良くてもコンテンツ自体が良くないといいサイトが出来ない。
お弁当箱ではなく、お弁当をつくる - ノーコードツールを使ったサイトを作ろう
- 顧客がコストをかけるべきは発信する中身
- WEBのプロはインターネット利用のプロになるべき(ネトゲ、youtube、フリマ、配信、tiktok、コンテンツ販売、NFT、仮想通貨、サロン、sns、オウンドメディア )
- 動画をレンポジのように使う
- 新しいツールを使うときそれを使って新しく何ができるようになるか考える